情景をオーダーした八角形の家
家族構成 | ご夫婦・お子さま一人 |
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施工エリア | 愛知県名古屋市 |
建物概要 | 二階建て |
敷地面積 | 45~50坪 |
延床面積 | ~30坪 |
敷地を最大限活かした設計と、お施主さまが長年にわたり収集した家具でインテリアを楽しみたい。というご要望がマッチした住まいです。
目次
暮らしと情景をオーダーした家づくり。
ネイエとは土地探しから一緒に家づくりをスタートしました。角地という特徴を活かした提案は、四角形ではなく八角形の住宅。最初は驚いたものの設計意図に納得し、「このままのプランでお願いします」とお返事をしたそう。
好きな家具や建築家のお話もしましたが、「夜になったらライトが木部を照らす様子が見たい。」「帰り道、坂の下から家を眺めてほっとしたい。」といった暮らしの情景もお話しいただきました。
今でも付き合いがある担当設計士は、「間取りや畳数の話が全く出なかったのが印象的。」と話しています。
「設計士さんとの信頼関係があったので、伝えたいことはしっかり伝えられました。不安はなかったです。」家が完成したときは喜び半分、家づくりが終わった寂しさが半分。もう一回家を建てるならどんな家がいいか。というテーマで、よくご夫婦で盛り上がっているそう。
家具が好き、建築が好き、我が家が好き。
学生時代から家具や建築に興味があり、休日は全国の家具屋を巡り、新婚旅行では海外建築家の自邸まで見学に行ったりされたとのこと。賃貸住宅に住まわれていたときは、家具やインテリアの写真を発信し、雑誌に掲載されたこともあるそう。
「今の家は家具がフィットしている感じ。賃貸では少し浮いているなと感じていました。家具が合う家を建てていただいて、インテリアを楽しめるようになったことが嬉しい。」お施主さまが時間をかけ丁寧に選ばれた椅子は、この日も素敵にダイニングに溶け込んでいます。
こだわりは家具だけでなく、音楽も。レコードはご主人が集めているそうです。休日は朝日の差し込むリビング・ダイニングにジャズが流れます。
お子さまが生まれたばかりのころはレコードをリビングに並べて飾っていたそうですが、ひとりで動き始めるようになる頃は、ベビーサークルでキッズスペースを作るのではなく、音楽スペースをベビーサークルで囲う形で落ち着いたそう。
明るいキッチンで過ごす、穏やかな時間。
大きな窓がポイントの広くて明るいキッチン。ご夫婦ともにお料理が好きで、キッチンに立つ時間がより豊かなものになるように設計された窓は、住み始めてからより便利に使っているそう。窓枠はレシピ本や消毒用アルコールを置くのに丁度良い幅、よく使うものは窓枠に並べられていました。
光や街路樹を眺められるキッチン。朝の慌ただしい時間もここに居るときはゆったり感じられ、とても贅沢な空間です。シンクとコンロが分かれていることで作業スペースを大きく取られているのも、ゆとりが生まれる理由のひとつ。キッチンの壁はマグネットが埋め込まれており、浮かせる収納やこだわりのアートがきれいにまとまっています。
思い思いにくつろげるダイニング。
90度の壁が無いダイニング・リビング。一見住みこなすのが難しそうと感じられるかもしれませんが、ご夫婦でとても楽しんで暮らしている様子。完成してすぐは空間の真ん中に配置されたダイニングテーブルも今は壁側に。自由度が高く、あれこれとこれからのことを考えるのが楽しい間取りです。
洗面室の、腰かけても身支度ができる鏡、ヘアセットの際に濡らせるよう高さを伸ばせる水栓など、あったらいいなのオーダーが詰まった造作洗面台は、ネイエが主催している暮らしの見学会でも好評です。
子どもが生まれてわかった、リビングの楽しみ方。
家が建ち、しばらくするとお子さまが産まれました。「キッズスペースや、レコードの配置など、インテリアも子どもの成長に合わせて楽しんでいます。」家の中でも、お子さま目線での楽しみ方を発見しお気に入りの場所が増えたそう。
窓際はお子さまの特等席。葉が揺れていたり、車通りがあったり。ここからの景色を見て楽しんでいます。「窓からの景色を眺める楽しみ方は子どもから教えてもらいました。」
無垢の床は、家具のテイストに合わせたブラックチェリー。引渡しから2年を経て、色味も深く、より家具が似合う色になりました。柔らかい素材なので子どもが成長するにつれ傷も増えていきますが、それも味として楽しむことができます。