家族構成 ご夫婦・お子さま二人
施工エリア 愛知県一宮市
建物概要 二階建て
敷地面積 40~45坪
延床面積 35~40坪
玄関を入ると、天井が高く開放感のある空間が広がります。壁に飾られた年代物の着物、手入れされたお庭は、大きな木製窓で絵画のように切り取られ、非日常を演出します。

新築なのになぜか懐かしさも感じる空間がとても魅力的なお住まい。非日常の中でご家族はどのような日常を過ごしているのでしょうか。

目次

    魅せるLDK、生活しやすいバックヤード。

    非日常を創りだしている最大の秘密は、表と裏をくっきりと切り分けた間取り設計にあります。イメージはお店のバックヤード。LDKはデザイン重視の魅せる空間とし、生活感を感じる収納はできる限り少なくした間取りとしています。

    キッチン横の扉はバックヤードに繋がります。冷蔵庫やオーブンのあるパントリーを抜けるとその奥には多目的に使われる家事台があり、そのまま洗面やバスルームまでが一周できるよう家事導線が設計されています。

    「実は玄関も2つ用意しています。表の玄関はお客様用。家の横側は家族用。昔の勝手口のような感じですね。」お子さまたちのランドセルや帽子は家族用玄関の横の壁に掛けられるよう工夫されていました。

    家族が思い思いに過ごす、お気に入りの場所。

    きれいに整えられたLDK。随所に家族がくつろげる場所が用意されています。

    奥さまがお茶を入れているキッチンのカウンターでゲームをする息子さん。キッチン横の通路で本を読む娘さん。休日には旦那さまがキッチン横の椅子でビールを飲みます。

    家族がそれぞれ好きなことをしながらも、自然と近くでお互いの気配を感じながら過ごすことができる。ふとした時に声をかけてそこから会話がはじまる、そんな家族の日常があります。

    物思いに耽りながら着物や棚を飾る、くつろぎの時間。

    家づくりのベースになっているのは、奥様お気に入りのカフェ。着物が飾られていて、季節ごとに飾りつけが変わるそのカフェは、とても落ち着く空間だそうです。「設計士の方にそのお話をしたら、すぐにそのカフェに見に行ってくださって。同じように着物を飾れる空間を提案してくださったんです。」

    部屋の中で一際目を引く、壁に掛けられた着物。「着物はお義母さまや親戚の方からいただいたものばかりです。タンスにしまうのではなく、外に出して飾ってあげたい。色や柄はもちろん綺麗ですが、色褪せた部分や擦り切れた部分にも物語があります。棚に飾っている置物も、そういった物語に思いを馳せながら、季節ごとに飾っていくのが私のくつろぎの時間です。」

    「クリスマスには、子供たちも一緒になってお庭の木にオーナメントの飾りつけを楽しんだり、季節の移り変わりをご家族で一緒に楽しんでいます。」

    人が集まる、豊かな空間。

    お客様用の玄関を用意されるほど、来客の多いお施主さま邸。ご友人を招いて一緒に食事をしたり、お話をされます。ネイエの設計士もよく招いていただきご飯を食べているんだとか。

    「器も好きなので、小鉢でお料理を出して楽しんでいます。」お食事の後は、キッチンが2次会のバーカウンターになることもしばしば。みんながゆったりとくつろげる落ち着いた空間は、これからもたくさんの思い出が刻まれることでしょう。

    ずっと好きでいられるものに囲まれて。

    北欧やモノトーンなど、流行りのデザインも良いと思うのですが、変わらず好きなのは和のデザインとのこと。ネイエの得意とする和の空間をベースに、北欧の家具や、中東のラグが敷かれていたりと、異なるテイストのインテリアもうまく調和されています。

    「なんでもすぐに買い替えるのではなく、長く大切に使っていきたい。選ぶ時の基準は、ずっと好きでいられるものです。」インターネットでなんでも買える時代に、ご自宅に置くものは必ず実物を見て確かめてから購入するというこだわりも。来客用のお手洗いにある照明は、実物を見るために高山市まで足を運ばれたそう。

    「今、理想の家に住んでるのが不思議です。」とおっしゃる幸せそうな表情がとても印象的でした。

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